6月24日 よみうりカルチャー町田の古地図散歩 目黒〜白金台

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    6月24日は、よみうりカルチャー町田の屋外講座で行っている古地図散歩「古地図で巡る東京の史跡」の講師をしてきました。


    講師というと偉くなったように聞こえますが、いつも歩き旅応援舎の古地図散歩のガイドとしていることは同じです。言葉のマジックですね。


    この日のコースは「目黒〜白金台」。あれ?今月すでに2回行ったような気がするぞ???そうなのです。別々のカルチャーセンターからいただいている仕事なのですが、どういうわけか同じコースを同じ月にすることになってしまったのです。


    まずは目黒不動から。平安時代に比叡山延暦寺の3世座主が建立したお寺です。そのため不動明王を祀っているのに天台宗のお寺です。(「○○不動」と呼ばれるお寺のほとんどは真言宗なのです)


    第二次大戦の空襲で大きな被害を受けたらしく、江戸時代の建物は2棟しか残っていないのですが、石造物をよく見ると江戸時代に奉納されたものがたくさんあります。仁王門を入ってすぐ右手にあるこの手水鉢も、江戸時代前期の天和年間に奉納されたとても古いものです。

     



    目黒不動周辺に集まっているお寺のうち、目黒不動瀧泉寺、永代橋崩落事故の供養塔のある海福寺、木造五百羅漢像のある五百羅漢寺、タコに乗った薬師如来(秘仏)のある蛸薬師成就院をめぐり、行人坂の方へと向かいます。


    目黒不動では、今日もお坊様に案内をしていただきました。3回にわたってありがとうございました。この日は人数が少なかったこともあり、私もゆっくり話が聞けておもしろかったです。


    目黒川にかかる太鼓橋を渡り、そこから始まる行人坂の急坂を上ります。途中にある大圓寺は、江戸で2番目の大火事となった(1番は明暦の大火です)目黒行人坂の火事の火元となったお寺です。本尊の清涼寺式生身釈迦如来立像は国の重要文化財に指定されています。

     



    行人坂の上には江戸時代には茶屋があり、富士山がよく見えたことから「富士見茶屋」と呼ばれていたそうです。ちなみに落語「目黒のさんま」に出てくる茶屋はここではなく、ここよりももっと北西にあった「爺ヶ茶屋」がモデルです。


    行人坂を上るとそこは白金台。室町時代の豪族「白金長者」が地名の由来です。ここには隠居した増上寺の僧侶が住んでいたことから「増上寺下屋敷」と呼ばれていた寺院群がありました。

     



    江戸時代の地図には6つの寺院しか書かれていませんが、本当は8つの寺院がありました。そのうち3寺は明治以降に廃寺になりましたが、その跡に3寺があらたに移転してきて現在も8つのお寺があります。


    それらの中には福沢諭吉の最初の埋葬地である常光寺や、美人画で知られる日本画家の伊東深水が天井画を描いた隆崇院があります。伊東深水は、「美人画の日本画家」というより「朝丘雪路のお父さん」と言った方がわかりやすいかもしれません。


    「増上寺下屋敷」からほど近い地下鉄の白金台駅まで行って、今回の古地図散歩は終わりとなりました。


    よみうりカルチャー町田で行っている「古地図で巡る東京の史跡」は月1回開催(8月と12月はお休み)、随時受講者募集中です。くわしくはよみうりカルチャー町田のホームページをごらんください。

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